おすぎむら昆の「あんなま」

直近で鑑賞した映画をひたすらレビューしていきます。

『ロッキーVSドラゴ ROCKY IV (2022)』【85/100点: 要らない場面が消えてアツさを増やした再編集版】

1985年の『ロッキー4/炎の友情』のディレクターズカット版。85年のオリジナル版ではカットされた42分の秘蔵映像素材を追加、その上でオリジナル版の場面から約40分弱カット、実質の尺的にはプラマイ0という、全体的にがっつり大手術がされたスタローン渾身の再編集版『ロッキー4』*1というワケです。

もう…「“芋虫”が“蝶”になった!」…これですね、感想は。

【ネタバレなし】

*1:参考:『ロッキー4/炎の友情』の上映時間は91分、本作『ロッキーVSドラゴ ROCKY IV』の上映時間は94分。

続きを読む

『NOPE ノープ (2022)』【70/100点: 後半にノレない】

コメディアン出身ながら今やスリラーの大御所になりかけているジョーダン・ピール監督の最新作。主演も『ゲット・アウト』のダニエル・カルーヤ

本作もスリラー寄りの映画となりますが、民間信仰的な泥臭いカルト感がホラー演出のスパイスとなっていた『ゲット・アウト』と『アス』と比べると、本作は割と真っ当なSFスリラーって感じです。

【ネタバレなし】

続きを読む

『サマリタン (2022)』【70/100点: スタローンは俊敏じゃなくて良い】

すっかりおじいちゃんの年齢なのにマッチョ街道を邁進し続ける漢スタローンが出演した配信作品。不死身の最強ジイさんを演じるアマプラのオリジナルムービー。どうやらアメコミの原作もあるらしく、スタローンがコミック原作ヒーローを演じるのはアノ伝説の駄作『ジャッジ・ドレッド』以来です。

【ネタバレなし】

続きを読む

『バービー (2023)』【70/100点: 男女格差とは、を問うピンク色の社会派作品】

我らがハーレイ・クインことマーゴット・ロビーがバービー人形を演じるコメディ映画で、2023年に全世界で大ヒットしたものの、何と日本では一瞬でIMAX上映が終わるという超絶大コケをしたファンタジックなコメディ映画。

公開前後で『バービー』の公式Xアカウントが原爆を揶揄したことが発端となった「バーベンハイマー」騒動があり、公開時点で負け戦状態だったのも大コケの一因ではあるものの、ファンシーのルックスに反して、言っていることはゴリゴリに多様性を訴える社会派な内容。集団主義がベースになっている日本だと、バーベンハイマー騒動とか以前にそもそも説教くさ過ぎる内容過ぎて売れなかったんじゃないか説は、個人的に本作に対して思った部分です。とはいえ、そこそこ面白かったですね。そこそこ、ですが。

【若干ネタバレあり】

続きを読む

『ブレット・トレイン (2022)』【90/100点: 勘違いJAPAN映画の最高峰】

伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』を映画化した、日本の新幹線(Bullet Train)が舞台となるアクションコメディ。主演は元祖長身イケメンのブラッド・ピット。その他、真田広之アーロン・ジョンソンなど個性派キャスト揃いですが、結構キャストが多い分キリがないので割愛。

結論から言うと桁違いに面白かったです。ワタクシ的には、2022年公開の映画ならこの間の『トップガン マーヴェリック』とタイですね。

続きを読む