おすぎむら昆の「あんなま」

直近で鑑賞した映画をひたすらレビューしていきます。

『グレイマン (2022)』【85/100点: マジメと見せかけた頭空っぽアクション】

アメコミサーガ『アベンジャーズ』シリーズのルッソ兄弟が監督したアクション映画。ライアン・ゴズリングが主人公シックスを演じており、そのシックスと対峙する悪役ロイドをクリス・エヴァンスが演じております。

脇を固めるのも、相変わらずカッコ可愛いアナ・デ・アルマス、エキゾチック美女として話題のジェシカ・ヘンウィック、『ワンハリ』の名演も記憶に新しい天才子役ジュリア・バターズと、旬のキャスト勢揃いといったところです。

【ネタバレなし】

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『A.I. (2001)』【80/100点: ママに会いたい人工知能】

元はスタンリー・キューブリック監督の映画として、『2001年宇宙の旅』以来のSF映画となる予定で企画された一作なのですが、紆余曲折あった上でキューブリック監督が突然死。その後、ヒットメーカーのスピルバーグ監督が引き継いで完成させた映画となります。原作はB・オールディスの『スーパートイズ』。

【ネタバレなし】

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『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 (2022)』【80/100点: 新旧共闘】

名作『ジュラシック・パーク』と世界観を共有した続編シリーズ3部作の最終章。クリス・プラットブライス・ダラス・ハワードなどお馴染みキャストは勿論のこと、初代キャスト陣3人が集まるという贅沢な展開もあり、割と見応えがありました。

【ネタバレなし】

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『ムーンフォール (2022)』【80/100点: 真の『インデペンデンス・デイ』続編】

傑作『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督お得意のパニック映画の新作。1億5000万ドルという巨額の製作費をかけた映画ながら、全米公開の際になんと1/15程度の1000万ドルしか稼げず、興行上だと言うまでもなく記録的な大爆死をした映画です。加えて、映画批評家の皆様からは酷評の嵐。

そんなこんなあって、日本公開は見送られてアマプラ配信のみでの公開に。でも、ワタクシ的には結構面白かったです。

【若干ネタバレあり】

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『猿の惑星/キングダム (2024)』【90/100点: ボス猿のド正論に共感】

東映ヤクザ映画か」と思うくらい続編やリブート作がある『猿の惑星』シリーズの最新作で、一応2011年からのリブート3部作の直系の続きながら、時系列的には3部作の最終章『~聖戦紀』から300年後くらい先の世界が舞台。猿のキャストも一新(そもそも顔分かんないけど)され、初代の『猿の惑星』と同じく、文明が開化する目前の部族社会に生きる、地球の支配者となった猿たちの星となった地球が舞台。

なので、実質的には初代のリメイクとも言え、本作のヴィランであるボス猿“プロキシマス・シーザー”が「猿が文明持ったらダメ?なんでやねん」と言ったりする等、敵なのに言ってることは至極真っ当というキャラなのが面白かったです。

【若干ネタバレあり】

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