おすぎむら昆の「あんなま」

直近で鑑賞した映画をひたすらレビューしていきます。

『エイリアン: ロムルス (2024)』【90/100点: ドント・ブリーズ×エイリアン=正解】

遡ること45年前に、巨匠リドリー・スコットの圧倒的ビジュアルセンスの基に生まれた『エイリアン』シリーズの最新作。時代設定上は初代『エイリアン』の続編になっており、これまでのシリーズにあったエイリアンの生態を総浚いしつつも、それなのに破綻一切無しという超絶良作っぷりを発揮しています。

最初に結論を言うと、ええ、大傑作です。

元はディズニープラス(北米だとHulu)配信作品として製作されながら結果として劇場公開になったということで、昨今低調なディズニーにしては珍しく良い判断をしたような気がします。

【ネタバレなし】

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『フォールガイ (2024)』【80/100点: スタントマンが作ったスタント満載のスタントマン映画】

ライアン・ゴズリング演じるスタントマンのコルト・シーバースが陰謀に巻き込まれてシドニーの各地でアクションを繰り広げるアクション・コメディ。スタントマンが主人公ということで、これでもかとアクションシーンが盛り込まれており、アクション好きは泣いて喜びそうな一作。

一方でストーリーに関しては取ってつけたみたいな薄口極まる話なので、ここら辺は評価が分かれるところな気がします。ちなみにワタクシは「アクションすごかったなあ」で何となく元とった感は感じました。

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『トップガン マーヴェリック (2022)』【90/100点: オイラが観たかった『トップガン』】

よくよく考えてみたら“大佐が前線に出て激闘”、という『コマンドー』並みにめちゃくちゃバ●な内容の映画なんですが、すげえ面白かったです。

【ネタバレなし】

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『座頭市 (2003)』【75/100点: ようやく大ヒットした北野映画】

北野武監督11作目の作品で初の時代劇で、勝新の代表シリーズをリメイクした一作。日本は元より海外の評価が高かった北野武作品ですが、評価の一方で興行収入は一貫して低迷したままだったのは有名なお話です。

そんな“キタノ作品”で初めて商業的成功をしたのが本作。それまでのキタノ作品と比べるとド直球にエンタメしているので、何となくその辺りの味付の弱さは少しだけ残念な部分です。

【ネタバレなし】

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『レオン 完全版 (1994)』【70/100点: 監督の趣味が出てる】

リュック・ベッソン監督のロ●コン癖がモロに出てる映画ですが、スピード感溢れる演出と編集、配役の見事さで勝利しているある意味奇跡的な映画です。ちなみにワタクシは、本作は一般普及している“完全版”しか観たことがないので、今回はそのレビューとなります。

【ネタバレなし】

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