おすぎむら昆の「あんなま」

直近で鑑賞した映画をひたすらレビューしていきます。

『ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出 (2023)』【85/100点: 10分で満足出来るディズニー映画】

今年2023年10月16日でウォルト・ディズニー・カンパニーが生誕100周年ということもあり製作された正味10分いかないくらいの短編映画で、察するところだとディズニー100周年を記念して年末公開予定の『ウィッシュ』のデモムービー的なところもあると思うのですが、非常に良い短編映画でした。

内容に関しては何てことのない「100周年だからみんなで記念撮影しようぜ!」って話なのですが、その為にミッキーやミニー等、これまでのディズニーキャラクターが大挙出演、画面狭しと言わんばかりに“ディズニー”で埋め尽くされます。

その中でディズニーらしいコメディ展開が沢山盛り込まれているのですが、その後はミュージカルに加えて情感を擽ぐられる展開等、“THEディズニー展開”を10分ちょっとでまとめています。*1
去れど10分とは言え、その重厚さは正直フル尺2hの映画と同等の満足感を感じられるワケで、さすがにディズニー映画の凄みを感じました。最近のディズニー映画で性差別等のメッセージ性を盛り込み過ぎて、ワタクシ含めて映画ファンに「ん?どうしたディズニー」と見られているような印象があるんですが、本作みたいな単純に面白いディズニー映画をここいらで1本、新規で製作してくれればなあ、とディズニーに対して思うところでございます。

*1:※ちなみに、大人の事情だと思うんですが、ピクサー作品のキャラは登場しません。