「めちゃくちゃ怖いか」って言われるとそういうワケではないんですけど、『ヘレディタリー/継承』みたいな不気味な雰囲気を徹底しており、尚且つほぼ全編がPOV視点の画面構成となっていてホラー演出的にも効果的だったので、ここら辺はなかなか秀逸だな、と思いました。
【ネタバレなし】
続きを読む「めちゃくちゃ怖いか」って言われるとそういうワケではないんですけど、『ヘレディタリー/継承』みたいな不気味な雰囲気を徹底しており、尚且つほぼ全編がPOV視点の画面構成となっていてホラー演出的にも効果的だったので、ここら辺はなかなか秀逸だな、と思いました。
【ネタバレなし】
続きを読むアウシュヴィッツ強制収容所の真横に実際に住んでいたという、ナチスのSS高官で収容所所長のルドルフ・ヘス一家の姿を描いた実録ドラマ。一応、戦争映画ではあるものの、基本的にはヘス一家の一軒家以外は描写がされず、ほのぼのとした家族の姿が延々と描写されます。*1
ただ、時々聞こえてくる収容所からの叫び声や暴行の音、無視出来ないくらい音がデカい焼却炉の可動音など、“音”のみでこれでもかと残虐な描写がされている異色作でした。監督はジャミロクワイの代表曲『ヴァーチャル・インサニティ』の名PVで知られるジョナサン・グレイザー。
【ネタバレなし】
*1:なので「戦争映画」というか「戦時中映画」と言った方が近いかもしれません