おすぎむら昆の「あんなま」

直近で鑑賞した映画をひたすらレビューしていきます。

『マディのおしごと 恋の手ほどき始めます (2023)』【85/100点: 演技派女優の本気】

絶妙に取っ付きづらいラブコメみたいなタイトルながら、中身はド下ネタばっかりのコメディ。オスカー女優ジェニファー・ローレンスにより度を超えた体当たり演技ぶりには呼吸が出来なくなるくらい笑わされました。

まさか「全裸芸ってやっぱり面白いよね」という事実を女優で知ることになるとは。この女優、狂ってますよ。

【ネタバレなし】

お話

金銭的な問題を抱えるマディは、税金未納が原因でUber運転手であるにもかかわらず車を差し押さえられ、家まで失いかけてしまう。困り果てた彼女は、ある日、ひとつの求人広告を見つける。

その仕事内容は、「内気な19歳のパーシーのデート相手となり、彼が大学に行くまでに殻を破らせる」というもので、雇い主はほかならぬパーシーの両親だった。しかし、パーシーは思った以上に不器用で奥手のため、セクシーなマディがあの手この手で誘っても思うように事を運ぶことができず……。(映画.comより)

やり過ぎ演技

大金持ちの坊ちゃんがあんまりにも現代ッコなモンだから「女性経験の一つしとかないとロクな人間ならない」と思った過保護な両親に雇われた、金無し車無しの貧乏女性マディが、報酬の車目当てにあの手この手で坊ちゃんの童貞を奪おうとする内容。設定の時点で結構ブッ飛んでいるのですが、ジェニファー・ローレンスのやり過ぎ演技*1のおかげのずっと楽しく観れます。

ビ●チVS童貞

マディはプアホワイトだけどそこそこ人生を楽しんでるビッ…いや自由奔放な女性で、税金未納が原因で生活の生命線である車を差し押さえられてしまいます。そんなワケで、生活の為の代車を手に入れられると知って、色々と童貞卒業策を練るものの相手のパーシー坊ちゃんは愕然とするほど堅物。というワケで、ビ⚫︎チVS童貞の頂上決戦が繰り広げれるのです。

女子力ゼロのジャーマン・スープレックス

エンディングは綺麗に纏まるものの、ほぼ全編突き抜けておバカな場面が連発し、ワタクシ個人的にはとても楽しめる映画でございました。何と言っても、催涙スプレーで「ギャー!」と泣き叫ぶ場面に、全裸で不良をバトルをして、挙げ句の果てにジャーマン・スープレックスまでキメてしまう場面は名シーンそのものになっています。こんなに性的に感じないヌードシーン、ワタクシみたコトありません。

何でか日本じゃ収益が得られないと判断されたのか劇場スルーになっちゃったみたいですけど、個人的には近年観たコメディ映画の中でも抜きん出て面白いバカ映画でした。ワタクシが昔から好きな『メリーに首ったけ』には及びませんが、ハリウッドの突き抜けたオゲレツラブコメ映画はやはり鉄板の面白さがあります。

*1:邦題の「恋の手ほどき始めます」って何…?何にも手ほどきしてなかったけど…。