おすぎむら昆の「あんなま」

直近で鑑賞した映画をひたすらレビューしていきます。

『黄龍の村 (2021)』【75/100点: チープな『ミッドサマー』と思いきや】

『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで最近ブイブイ言わしてる阪元祐吾監督の出世作だそうで、この間Netflixで配信開始されていて話題になっていた一作なのですが…何だこの映画。そんな一言が思わず漏れてしまうぶっ飛んだ映画でした。

【ネタバレなし】

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『ストップ・メイキング・センス (1984)』【80/100点: デヴィッド・バーンの圧倒的体力に驚愕】

80’sのニュー・ウェイヴ・バンドの代表格であるアメリカのロックバンド「トーキング・ヘッズ」のライヴムービーで、奇天烈ホラーでお馴染みのスタジオ「A24」がリマスターを担当し、40年前の映像とは思えないくらい解像度の高いルックスでこの度IMAX公開。

ライブムービーで良くある「この曲はこんなメッセージがあって…」みたいな余計なインタビュー場面等もなく、ひたすらトーキング・ヘッズ…というかボーカルギターのデヴィッド・バーンがステージで縦横無尽に暴れまわっているのをひたすら眺めるような、パンクで珍妙な作品なんですが、これがなかなどうして結構面白いのです。

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『ダム・マネー ウォール街を狙え! (2023)』【85/100点: 底辺トレーダーの成り上がり】

業績不振により投資家達から空売りされていた「GameStop」という北米最大手のTVゲーム小売店の株をを巡る、大手ヘッジファンドとネット上のデイトレーダーたちのバトルを描いた映画。劇中で「現代のフランス革命」と言われてる通り、一般人VSお金持ちの図式は大変ハラハラさせ、そして痛快です。

原作は『ソーシャル・ネットワーク』のベン・メズリックの同名ノンフィクションなんですが、“ちなみに”の話だと本作の製作総指揮は『ソーシャル・ネットワーク』に重要人物として登場するウィンクルボス兄弟だったりします。*1

【ネタバレなし】

*1:エンドロールで「どっかで見たことある名前だな」と思って調べてみたらそうでした。ついでに言うと、原作の英題は「The Antisocial Network」だそうです。

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『アイズ ワイド シャット (1999)』【80/100点: 恐怖の乱交パーティ】

10代の多感な時期にエr…いや、情操教育として観た一作です。当時のワタクシとしては、前述の情操教育も含めてすんごいつまんない印象の映画だったのですが、今思えばシンプルに観るのが早すぎたような気もします。

【ネタバレなし】

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『哀れなるものたち (2023)』【55/100点: 果たしてそれは自立と言えるのか】

自殺した女性が胎児の脳を移植されて蘇り、幼児のような言動や行動をしつつも色々「人間」について学んでいき、果ては性差別や偏見を乗り越えた1人の女性として確立していく、というエログロ描写満載のSFコメディ。

R-18ということで、前触れも無く無修正のお●んちんが何本も出てきたり、主演のエマ・ストーンがいつの間にかスッポンポンになっていたりと、だいぶ刺激の強い映像が連発してくる映画です。所謂フェミニズムと人間の学び・知識についての映画でありそれなりに考えさせられる内容なものの、如何せん前述のような品がない描写がほぼ全編繰り広げられる為、特にエロの部分は集中力を阻害されている気分でした。

【ネタバレなし】

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